ONE PIECE Wiki
Advertisement

覇気は、『ONE PIECE』に登場する用語。

概要

全世界の全ての人間に潜在する力。「気配」「気合」「威圧」などの感覚と同じだが、引き出すのは容易ではない。大半の人間は気づかないまま、あるいは引き出そうにも引き出せず一生を終える。

覇王色・武装色・見聞色という3種類の「色」が存在し、いずれの「色」も強化すればできる事の幅が広がる。覇気使いの中でも、大体の人間は得意な「色」の力が片寄る。上記の3種類の中でも覇王色はごく希であるため、一般に「覇気」というと武装色・見聞色の2種類のことを指す。

アマゾン・リリーでは多くの者が覇気を身につけていたが、外海ではこの力を使える者は多くないという。また、本部中将クラスの海兵達は全員が操れるとのこと。本来は長期の鍛錬により引き出される力だが、戦闘で受けたショックにより見聞色の覇気が覚醒したコビーのような例もある。

武装色の覇気(ぶそうしょくのはき)
体の周囲に見えない鎧のような力を作り出す覇気。より固い「鎧」は防御だけではなく、攻撃にも転用できる。実体の無い自然系能力者の流動する体も、実体をとらえて攻撃できる。自然系など、物理攻撃を無効化するような悪魔の実の能力者に対しては、弱点をつく事を除けばこの覇気が唯一の対抗策となる。打撃の効かないゴム人間であるルフィも、打撃によってダメージを受ける。
また、武装色の覇気は武器に纏わせ、威力を上げることも可能。アマゾン・リリーの戦士たちは木の矢で石壁を壊すなど、その効果は高い。
見聞色の覇気(けんぶんしょくのはき)
相手の気配をより強く感じる覇気。この力を高めることで、視界に入らない敵の位置・数を知り、また敵が次の瞬間何をするか先読みする事ができる。アイサやオトヒメ王妃は生まれつき見聞色の覇気を持っている。コビーは頂上戦争終盤にこの能力に目覚め、倒れていく海兵の心の声を聞き取ることが可能になった。
これは空島で「心綱(マントラ)」と呼ばれているものと同じ能力である。ガン・フォール曰く、人間は生きているだけで体から声を発しており、「心綱」はそれを聞く能力であるとのこと。鍛えればさらに遠くの声も聞こえるようになり、エネルはスカイピア全域、神官は「神の島(アッパーヤード)」全域までその能力が及ぶ。
覇王色の覇気(はおうしょくのはき)
数百万人に1人の「王の資質」を持つ者しか身につけることができない覇気。周囲を威圧する力であり、発動すると、圧倒的な実力差がある相手(戦うまでもないほど弱い相手)を気絶させる[1]。この世で大きく名を上げる様な人物は、この力を秘めている事が多いという。
ルフィやエースのように無意識に発動させてしまうこともあるが、その場合敵も味方も関係なく威圧してしまうため、完全にコントロールできるまでは多用してはならないとされている。上達すれば、その矛先を特定の人物だけに絞ることができるようになる[1]。他の2種類の覇気とは違い、コントロールはできても意図的に鍛え上げる事は不可能で、本人の成長でのみ強化される。
現時点でこの覇気を持っていることが確認されているのはルフィ、ハンコック、白ひげ、シャンクス、レイリー、エースの6人。

脚注

  1. 1.0 1.1 単行本65巻SBS
Advertisement