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リューマは、『ONE PIECE』の登場人物。影の持ち主の担当声優はチョー。  

元々は尾田が『ONE PIECE』で連載デビューする前に描いた短編『MONSTERS』(『WANTED! 尾田栄一郎短編集』収録)の主人公として登場した人物。
キングの異名を持つ大剣豪であり、『MONSTERS』作中では竜(ドラゴン)にも勝利。これが後世に「竜斬り伝説」として伝えられることとなった。
なお『MONSTERS』の世界はONE PIECE本編の時代から400年前の時系列になっている。

生前[]

偉大なる航路「新世界」に位置するワノ国・鈴後という地域の出身。
享年47、誕生日は11月6日、好物はカレー。
ワノ国の英雄と称えられた侍で、当時「黄金の国」として知られたワノ国に攻め入る敵を次々と打ち破って"ワノ国に侍あり"という評判を広め、「空を飛ぶ竜を斬り落とした」という逸話を持つ。

 

大業物21工の一本である黒い日本刀「秋水」を得物とし、僧兵の牛鬼丸によれば「リューマの歴戦で"成った"刀」だという。
最期は病で没し、遺体は「刀神様」として、秋水は国宝としてお堂に祀られ崇められていた。

ゾンビ[]

スリラーバーク編に登場。
肉体が朽ちているため丁髷以外に面影を見ることはできないが、彼の埋葬されていた鈴後はかなり寒い地域であったことから、400年を経ても腐敗や損傷は少なかったようだ。
23年前に何者かによる墓荒らしで遺体と秋水が盗まれ、7年前にはスリラーバークにてブルックの影を入れられてゾンビとなった。
生前に大きく名を馳せた戦士のゾンビである「将軍(ジェネラル)ゾンビ」の中でも別格の実力を持つと評され、ドクトル・ホグバックの研究室の用心棒を務めていた。

性格(人格)[]

ブルックの影を入れられているので口調や性格の一部は彼と同じだが、こちらはトーンが低めで比較的淡々とした口調になっている。

ちなみにナミ達と初対面の際に「ヨホホホホ!!オヤオヤそちらよく見れば実に麗しきお嬢さん!!パンツ見せてもらってもよろしいですか?」と言っているが、これはブルックもやはり初対面の際に言っていた。

だが影が肉体に馴染んだ影響か人格はほとんどが本人と解離しており、ブルックが「ラブーンに自分であることを分かってもらえるように」と死守するアフロを弱点として執拗に狙い、アフロの重要性(死んでいるのでもう二度と伸びない事)を訴えても「それが何ですか…?あなたに付き従っていた頃の事などすべて忘れてしまいました」と言い放ったり、自身に惨敗した彼を甚振りながら「惨めな姿だ…元ご主人」と冷淡に嘲笑したりと非情な部分も多い。

なおゾンビなので本来の記憶はすでに失われているが、ゾロと対峙した際に「何やら記憶にない感情が湧き上がって来ますよ 何か巨大な生物とでも対峙したかの様な……」と、生前のリューマの肉体の記憶が甦ったかのような発言もしている(シンドリーもチョッパーの説得後に涙を流して「体が…動きません」と言ったり、生前のような笑みを浮かべたりする場面があった)。

戦闘能力[]

伝説の侍と謳われただけに朽ちてなお肉体のレベルは高く、互いに本調子でないとはいえ当時のゾロと互角に渡り合う程。
ブルックは「生前は恐らく剛剣の侍」、つまり力押しタイプで筋力や破壊力はゾロと同程度と見積もっており、突き技や早斬りといったスタイルは得手ではなかった可能性が高い。
とはいえ同じ技でもブルック本人とは桁違いの威力を誇り、「夜明歌・クー・ドロア」で壁に風穴を開ける程の「突き」を飛ばしたり、「鼻唄三丁 矢筈斬り」を破ったりと僅かながらもかつての実力の片鱗が窺える。
※ブルック自身も2年後現在は突きを飛ばせるようになった

活躍[]

影を取り返そうと挑んできたブルックをことごとく返り討ちにし、「二度と影を奪い返しに来られないように」ととどめを刺そうとするがゾロの乱入により失敗。
そのままゾロとの戦闘に突入し、終始互角に渡り合っていたが、最後はゾロの繰り出した「一刀流 飛竜 火焔」で矢筈斬りを破られる。
自らの敗北を悟ったリューマは炎に包まれる最中
「かつて伝説の侍が腰にした名刀 「秋水」!!あなたが主人であるならこの刀も本望でしょう」
とゾロに秋水を託すと、「この侍の体に…敗北を与えてしまうとは……心苦しい……!!」と"本来の"リューマに詫びるのだった。
これに対してゾロは「恥じる気持ちがありゃ十分……心身共にあってこその剣士だ お前が生きた時代に会いたかったよ」と返しており、さらに「刀は貰うが……!!勝負はなかったことにしようぜ ワノ国の侍……!!!」と続けている。
そして肉体が浄化されて影はようやくブルックに戻り、リューマの遺体も完全に焼滅した。

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ブルックの影が入っているので使用する技は彼と同じ。リューマ自身の技は登場しない。

唄三丁 矢筈斬り

すれ違いざまの一瞬に斬りつける。
本来の名称は「鎮魂歌(レクイエム)・ラ・バンドゥロル」だが、ブルック同様「矢筈斬り」と呼んでいた。

「ー私の性格と技を持っていても…!!思い出も人情も忘れてしまったお前なんかに…!!その名を使われたくはない!!!」 「ヨホホホホホ……あくまであなたが本家というのなら 私の使う"偽物"の剣技を破ってみなさい」

夜明歌(オーバード)・クー・ドロア

鋭い突きを放つ。
非常に優れた筋力によって突きが弾丸のように飛び、その威力は壁に風穴を開ける程だった。

革命舞曲(ガボット)ボンナバン

強く踏み込んだ状態で突進しながら突きを放つ。
ゾロの「二刀流 居合"羅生門"」と相殺した。

酒樽舞曲(ポルカ)・ルミーズ

革命舞曲ボンナバンに匹敵する威力の突きを高速で連射する。刺突そのもののみならず、飛ぶ"突き"も脅威となる。

前奏曲(プレリュード)・オフエル

連続突きで相手の武器を破壊する技。対武器用の技なので直接的な攻撃力は不明。

余談[]

ゲッコー・モリアドクトル・ホグバックを部下に引き入れたのは12年前である。そのため、部下が全滅した経験からゾンビ軍団の増強に執心しだしたのは少なくとも12年以上前であるとされていた。ワの国編で正確な時系列が23年前と判明したことで、モリアはホグバックと出会う11年前からすでにゾンビ作りを始めていた事になる。ちなみに、ホグバックはゾンビを強靱にできるが、ゾンビの作成自体はモリア単独で可能である。
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